現場での光景。

同じミスを何度かしてしまい、指導者から厳しく注意された選手。「何回言えばわかるんだよ‼︎」と繰り返される声に、体育館の空気がどんどん張り詰めていきます。叱られている本人以外だって緊張しているのが伝わりました。

さっきまで、とても良い声を出しながら練習していたのですが、声が少なくなり、トーンも明らかに下がりました。みんなの気持ちが声や表情にそのまま表れます。

この空気どうするのかな…と思って見ていると、その空気を破ったのは、いつもはベンチに入れない選手でした。

「声出してやるぞ!」と手を叩くと、それに他の選手も「もう一回しっかりやろう!」「切り替えよう」と応え出したのです。

するとまた、あっという間に良い雰囲気が戻ってきました。

 

叱られたら気持ちがヘコむのは当たり前。

ミスしたら気持ちがヘコむのは当たり前。

負けているときに気持ちがヘコむのは当たり前。

 

だからと言ってその気持ちのまま続けたら、最後まで良いパフォーマンスを発揮するのは難しくなりますよね。

 

モチベーションなんて、ちょっとしたことで簡単に下がるもの。それはごく自然のことなのです。

下がることが悪いわけではなく、下がりっぱなしにしておくことが問題なだけ。

下がったら上げればいいだけなんです。

 

みんなのモチベーションが下がっていることを察して、真っ先にアクションを起こしてくれた選手。

ベンチに入り試合に出ることだけがチームに貢献することではない、自分の役割を持つ、ということを、しっかりと行動で示してくれた姿に感動しました。