昨日は、富山市倫理法人会の経営者モーニングセミナーへ。

講話者は、マジシャンのコンプレッサーさんこと、高畑義光さんです。

昔、イベントで、私が司会で高畑さんが出演者で、何度かご一緒させていただいていましたが、その時から本当に面白い方だと思っていて、講話をとても楽しみにしていました。

 

講話の中で、あるスポーツ選手の方との会話を例に挙げられました。

「毎回順位が決められるって大変ですよね」と高畑さんが聞くと、その選手は「順位が決められる方が分かりやすくていいです」というようなことをおっしゃったそうです。

 

皆さんはどっちがいいですか?

 

そのお話を聴きながら、私が昔、司会者を始めたばかりの頃を思い出していました。

その頃何がキツかったかと言えば、誰からも何のフィードバックも評価もないことでした。

 

司会者は会場に1人しかいません。先輩がついているわけでもないので、分からないことがあっても誰も教えてくれません。

なおかつ、例え初めてであろうと、まだ新人だろうと、プロとして現場に入らせていただいているわけですから「普通に進行して当たり前」だと思われるわけです。

でも実は新人で分からないことだらけ、不安だらけの自分がいて、「このコメントは間違ってなかっただろうか」「こんな時何て言うのが正解?」「他に言葉が見つからない…」「主催者側のイメージに合った雰囲気にできているだろうか」などと、いつもの心の中はオドオドしていました。

終わった後、とにかく自分がちゃんとできていたのかできていなかったのかが知りたい。できていないなら、どこが悪かったのかを知りたい。改善する気は満々なので、誰か教えて欲しい!と思うのですが、立場はプロの司会者。誰も評価してくれないし、拍手をもらえる訳でもない立場なのが本当にキツかったのです。

 

高畑さんの講話の中では、例えお客さんの反応が鈍かったとしても、自分がよくやったと思えばいいから、スポーツ選手のように順位をつけられるのは大変だ、と感じられたそうです。

 

当時の私は、高畑さんのように自分で自分を承認することができていませんでした。

他の人からの評価のみで自分を測ろうとしていたのです。だから何のフィードバックも評価もないと、自分が分からなくなりしんどかったんですよね。

いつも、どうしようどうしよう…と思いながら仕事を受けていました。顔で笑って心ではいつも泣きべそ。自信がないから、周りから「あの司会者は使えない」と思われているような気しかしないのです。今思えばよくやりました(笑)

 

ほんの小さな「これだけはやる」という目標を持って、それができたらヨシとすること。

そうやって頑張ることを、当時の私に教えてあげたいと思いました。

 

貴重な講話の中から、ふと昔のことを思い出した朝でした。