チーム内のコミュニケーションの状態は、一人一人のメンタルにも何かしらの影響があり、パフォーマンスや結果に関わってくるというのは、スポーツじゃなく企業の中でも感じられることがあると思います。

 

選手同士のコミュニケーションも課題に上がりますが、しばしば指導者の方から「もっと自分に遠慮せず、意見や考えを言ってほしい」との思いを聞くことがあります。

理想は、指導者に遠慮することなく、どんどん自分の考えを言うくらいの強い気持ちを見せてほしいということなんでしょうね。

勝負の世界ですから、その位の負けん気を見せてほしいという気持ちも、よく解ります。

 

ところが、そんな指導者の方と選手コミュニケーションを見ていると、いざ選手が質問しても「その位自分で考えろ」「まだそんな事もわからないの?」と返すことが多いんです。

そうすると、選手が萎縮してなかなか意見も言えず、解ってなくても「解りました」って言ってしまう、イエスマンになるパターンですね。

選手が発した言葉に対して、即座に否定やジャッジをしてしまうと、だんだんと本当の気持ちや状況を言わなくなってしまいます。

何か言えば否定されると思うから言わない。つまり信頼関係が構築されていないといえます。

どんどんと建設的な意見がでる、健康的なコミュニケーションを臨むなら、選手が話しかけてきたときにまず、「何のために聴くのか」をしっかり意識する必要があると思います。

意見や考えを言ってほしいのであれば、どんどん言ってもらえる「話の聴き方」がポイント。

でも、コミュニケーションがうまくいってない指導者は、否定する為、言い負かす為のコミュニケーションになっていることがあることに気づきます。

「何でも言っていいよ」と言いながら、すでに心の中には言い負かす為の決めゼリフが用意されていて、遅出しジャンケンをするようなコミュニケーションを取る人をたくさんみてきました。

コミュニケーションが「勝ち負け」になっていませんか?

意見を聴くことや、解らないと言われたことを「負け」と思っていませんか?

 

コミュニケーションの意図をしっかりと持った上で「話を聴く」と決めて選手の話を聴くと、きっと少しずつ活発なコミュニケーションがうまれてくるはずですを